書籍・雑誌

2012年10月 8日 (月)

「奪われる日本の森」

こんばんは。
今日は岡山の母の所に行ってきました。
「宇高国道フェリー」は10月17日で休止します。宇野の売店の商品は一部を除いて3割引き。瀬戸大橋が出来、宇高連絡船がなくなり、日通フェリーもいつのまにかなくなり残るのは四国フェリー」だけになります。
運賃値上げで「国道フェリー」は大人ひとり片道390円ですが、「四国フェリー」はすでに値上げされ約7割アップの670円です。これを残存者利益と言うのかしら。
高速道路を利用して宇野まで行くと大周りになって時間がかかるのでフェリーを利用するしかありません。
デジカメの充電池をなくしたので写真は次に乗った時に写します。

「奪われる日本の森」安田喜憲・平野秀樹(新潮社)

現在、尖閣列島、竹島の領有権が話題になっていますが、日本の先端技術を持つ中小企業や、リゾート地は外資にM&Aされ投資対象にされているのをみなさんご存知ですか。私たちには直接関係のないことのようですが、読んでいくうちに腹が立ってきて怖くなりました。

香港系ファンドは有力測量会社をターゲットにしている。この企業は空撮画像と建物構造と所有者名義のわかる不動産データも持っているので買収されると国土の基盤情報を外資に握られることなる。

アラブの王子様に北海道の牧場を次々買収しているし、国境離島の対馬の港湾周辺は島民名義で韓国資本が買い占め、買収された韓国のから隣接の海上自衛隊本部は丸見えであり国防上も懸念されます。
これについて時の総理(2008年)は「合法的に買っているので日本がかって米国の土地を買ったのと同じ。」と言い、外務省も静観。
山岳限界集落同様に島を離れる際、山林を切り売りし所有する不動産を手放すのはごく自然な経済行為ですが売り出された不動産を韓国人が買い居住者も増えているそうです。

アジアの国々の多くは外国人の土地所有は認められていないが日本は自由である。

農地は農地法があり所有権の移動には農業委員会のチェックが入るが、林地は売り方、買い方の二者で売買は成立し公的に知られることもない。

初めて外資の森林の買収問題について質問されたのは2008年自民党の小委員会であるが政府もその実態をつかみきれていない。

地球環境問題と資源の枯渇で資源の無いと思われていた日本が狙われていることをこの本で思い知らされました。
「日本の森と水を守る」ということは、とても抽象的なことばですが具体的にどういうことなのか。タイトルの前に「外国人から」と入れたらわかりやすいでしょう。登山のマナーなどとは全く次元の違う重大な問題です。

北京やソウルは公共工事を突貫工事を瞬く間に完了するが、日本は世界一強い私的所有権で外環道など数十年たっても完成できない。

森林や水資源への投機の実態、山ころがし、森林法、私的所有権と公権、地籍調査、畑作牧畜民、稲作漁撈民、地政学的観点、エクソン・フロリオ条項。深刻な問題をこの本は投げかけています。

http://www.youtube.com/watch?v=VGgvk_PEsdA(フジさんよりお借りしました)

バブル期にジャパンマネーで米国の不動産などを買い占めを進めていたが、米国議会は急遽新しいルールを成立させ、韓国も2008年から同じ制度を導入している。

グローバル化への対応を急ぎ、早く法整備をしないとパッチワークのように買い占められ将来日本の国は「竹島的」になってしまうことが危惧されます。
臨時国会、党首会談など政党間で駆け引きをしている間にも少しづつ、アメーバのように陣地を広げていっているんだろうな~。

法整備の機運はいつ盛り上がるのでしょうか。

(県立図書館にあります)

2012年2月25日 (土)

女性作家エッセイ3冊

こんにちは。

今日は朝からはお休みです。゚゚(´O`)°゚

畑に出ると矢車草が蕾を付けています。確か、春咲く花なのですが・・・。咲き忘れたのかしら。

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イタリアンブロッコリーも顔を出し始めました。

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先日、歯医者の予約時間待ちに図書館でなんとなく目についた3冊です。

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「ぼんやり生きてはもったいない」 岸本葉子著

作者はいつもタイトルの付け方が絶妙で、思わず手に取ってみたくなるような…・。最近の私の心境にピッタリのタイトルに惹かれました。日々の暮らしを女性の視点で注意深く見つめていて、その周辺で起きる物事を自然体で書かれていてとても共感できます。原稿用紙2枚分くらいの短いエッセイはわかりやすい文体で、下調べもきちんとしていて誰にでも書けそうでいて書けない。彼女、ぼんやり生きていないですね。

「生きることは始めること」 俵 萌子著

評論家でたくさんの著書を書かれていることは知っていましたが、50代での免許を取得し群馬に土地を買い陶芸を始め、美術館を建て町おこしにも貢献し、がんや交通事故を乗り越え70歳でパソコンを始める・・・。何事にも前向きで、読んでいてそのバイタリティに元気をもらいました。死と葬送の生前準備もされ、いま何歳?wikiで調べたら、2008年に77歳で亡くなられていました。粋です。この本を読んで行ってみたかった森の美術館はとっくに閉館されたそうです。

「積極的その日暮らし」 落合恵子著

朝日新聞に連載されていたものを一冊にまとめた本。昔、レモンちゃんのエッセィに自分を重ねて読んだ記憶があります。その頃は別世界の作家でなく身近なお姉さんという感じでしたが、現在は親の介護を終え、絵本店やレストランなどを主宰されながらお1人で生きている…。強いな~。60年代のアーティスト、曲や映画のタイトル、詩、作家名があちこちに散りばめていて、懐かしさを覚えながら、よくパッと名前が出てくるな~と感心します。

<そのなかで印象に残った詩>

「この世で、人はほんの短い時間を、/土の上で過ごすだけにすぎない。/仕事して、愛して、眠って、/ひょいと、ある日、姿を消すのだ、/人はおおきな樹のなかに(『死者の贈り物』長田弘、みすず書房)

さっ、私もぼんやりしてないで家事をしましょう。

2012年1月19日 (木)

野いばら

こんばんは。

今日は暖かく風もない絶好の日和でした。午後は窓辺で日向ぼっこをしながら毛糸で帽子を編みながら過ごしました。

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第3回日経小説大賞を受賞した「野いばら」を県立図書館で借りました。選考委員5氏満場一致で選ばれた作品です。

「グローバリズムや時の奔流の中で懸命に生きる人々の姿を描いている」「薔薇やバッハは数百年の旅を果て、まだその旅は続いている」   受賞の言葉の作者の詩的な「文章力」にも心惹かれました。

読む前、あらすじの端々に出てくる英国の田園地帯やオープンガーデン~コッツウォルズ~横浜~ロッテルダム~薔薇などロマンチックなイメージを持っていましたが読み進むうちに意外でした。

歴史小説7:恋愛小説3かな・・・。 文章力を評価されただけあって読みやすく、手記を回想する手法で「マディソン郡の橋」を思い出しました。イギリス軍と戦った薩摩藩の歴史についても関心を持つようになりました。

作者が英国人の視点に立って生麦事件直後の幕末の様子や日本の豊かな自然、日本人の礼儀正しさ、心情などをていねいに描いています。

咲いては散り、奏でられては消える花と音楽は似ていて、その種子と楽譜はいったん閉じられても世界中を旅する。そのような発想ができるのは作者の感性の豊かさなのでしょうね。

幕末と現代はグローバリズムが押し寄せていることは時代は違っても共通しているし、私たちはそれを乗り越え生きてゆかなければなりません。野いばらがこれからの厳しい世界をほんの少し癒してくれるかのように描かれています。

12月の発売日を過ぎた頃の土曜日、県立図書館で「購入希望」を申し込みしましたが、「小説はあまり購入しないんです」との返答。

そういえば、新刊のコーナーに小説はほとんど見かけませんね。市立図書館同様、図書購入予算は厳しいですから。それだけに水曜日の検討会の結果、木曜日に購入の連絡があった時はうれしかったです~。

せっかく購入していただいた本、たくさんの人たちに読んでほしいです。みなさんもぜひ県立図書館で借りてくださいね。

2011年2月12日 (土)

ペイフォワードな生活のすすめ

こんにちは。

昨日朝起きたら、25年ぶりの大雪で10cm近く積もっていて雪がとけないうちシャッターを切りました。ヨーガもお休みになりました。

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お庭の植木鉢も雪に埋まっています。大丈夫だとは思うんだけど・・・。

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西の出窓から。

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今日は晴れ間も見えましたが、時折雪がちらついていてコートも使用できる状態ではないのではできませんでした。

↓こちらは今日の景色です。二日間も雪景色が見られるのもめったにないことですが、道路がぬかるんで溝を流れる雪解け水の音が聞こえます。

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(この一週間)

前の土曜日は、朝7時集合の雲附山登山に間に合って、下山は牛馬~オレンジタウンンで2時間半ほど歩きました。

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エコスの優待(米2kg)が届きました。 いつもありがとう。とても助かります。

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今日の「いのち」のつかいかた 日野原重明著

この本のテーマは「ペイ フォワード」です。映画の題名で自分が受けた善意や思いやりをその相手に返す代わりに、別の3人の相手に渡すというものです。

日野原先生は59歳の時、よど号ハイジャック事件の飛行機の乗り合わされ、もし助かったらこのいのちをどう使おうか考え巡らされたそうです。

95ページの約40%が文字で、あとは先生の日常の活動をモノクロの写真です。

そしてところどころに、一ページ黒地に白抜きの大きな文字で印象に残ることばが記されています。

たとえば、

くよくよ、イライラと暮らすのも うきうき、ニコニコ過ごすのも同じいのちをつかっている

行き詰まったら立ち止まって いのちのタイムリミットまでに 何がしたいか 一度考えてみよう

少しづつ 実践してみましょう。

2011年1月17日 (月)

元気をもらった2冊

こんばんは。

ロウバイの蕾がふくらんでいます。

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強風で気温の低い一日でしたが、2時間を楽しみました。

夜、8時過ぎ?二階でうたた寝をしていたら一瞬家が動いたようで、強風のせいではなさそうだし、1度揺れただけだしと思っていたら地震でした。震度2だったそうですが、私にとっては大きな衝撃でした。

「英語、イギリス、ひとり旅」(清川妙著)

タイトルに惹かれて手に取ったのですが、ライターである彼女は65歳から13回もひとりでイギリスに旅行されています。

あきらめず、ねばり強く、楽しむ余裕を持ちながらすこしづつ望みを育てていこう。その気持ちを84歳の今も持ち続けていらっしゃるなんて素敵です。

望みの形は人それぞれ違うけど、53歳で英語を勉強し直し、58歳で英検2級に合格して・・。いろいろ大変なことがあってもそれを感じさせず、軽やかに凛として生きていらっしゃるライフスタイルに憧れ、勇気づけられます。

ひとり旅での素敵な出会いも、彼女の明るくて飾らないお人柄も多分にありですね~。

86歳、こころ若く生きる」(清川妙著)

60歳くらいで志をたてても大間に合いなのだ。

大事なのは‘今、この時を充実させること‘思い立ったが吉日。

知的好奇心を持って何事もすぐ調べる。

感性を磨き、自分を育て上げる。

日々の暮らし、カルチャー教室、旅のエッセー集です。

「人生は一度っきり。うかうかしていると夢のように過ぎ去っていきます。

ていねいに心をこめて生き、納得できる人生を得たいものです。」(あとがきより抜粋)

私が見習いたいのは、彼女が常に心がけているQuick Responseです。

パワーをもらったので明日も元気出していきましょう。

2011年1月12日 (水)

天涯の花

こんばんは。

全国のタイガーマスクが養護施設にランドセルや文房具などをして話題になっていまね。赤い羽根共同募金などはどこにどのように使われているか明確ではないし、経費に寄付金の10%強使われるよりは、直接持ち込んで喜ばれる方がする側も寄付してよかった~とより強く感じられるのでは…。暗いニュースが多い昨近、心も温まりますね~。

ちょうど昨年末読んだ天涯の花に養護施設の様子が描かれていてその大変さが記憶に新しいです。毎年7月にニュースで開花が報道される月の光が降り立ったような花、キレンゲショウマがこの小説に出てくるそうなのが読むきっかけでした。

施設で育った珠子が剣山での生活の厳しさとともに純粋な心を失うことなく成長し、山で遭難した男性と出会う・・・・。一気に読めました。山、花に興味のある方にお勧めです。

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